風呂という言葉はもともと蒸し風呂（広義のサウナ）を指す言葉で、日本には古くから様々な蒸気浴風呂があったことがわかっています。今回は、昔の風呂の平面図を見てみます。

日本のサウナでロウリュをする前とした後とでは、どのくらい湿度が変わるでしょうか。

ロウリュによって上昇する湿度の変化について見ていきます。今回はフィンランドのサウナの湿度についてまとめました。

サウナでのロウリュが熱い仕組みには2つの秘密がありました。その2つ目、潜熱（latent heat）の仕組みについて考えてみます。

ロウリュをすると湿度・体感温度が上がり、どばっと汗が出ます。しかしサウナの温度が上がっているわけではありません。

サウナ、水風呂の後の「あまみ」はどういう仕組みで出るのでしょうか。今回は「あまみ」の謎に迫ります。

前回に引き続き、今回は女性のサウナの絶対湿度と温度のマッピングです。計測した相対湿度と座面温度を利用し算出してみてみました。

前回までに計測した相対湿度と座面温度を利用し、絶対湿度を算出してみてみました。まずは男性のサウナから。

男性側のサウナの座面温度に引き続き、今回は女性側のサウナの座面温度を計測してみました。絶対湿度の算出に使う前にまずは計測結果をご覧ください。

前回までは相対湿度を計測しましたが、今度は絶対湿度の算出のために、サウナの座っているところの温度を計測してみました。

前回の男性側のサウナと同様の条件で、今度は女性側のサウナの湿度を計測してみました。

正確な湿度の数値の計測は困難ですが、計測の前提条件を等しくし、実際のサウナの相対湿度を計測してみました。

専門家の意見も参考にし、サウナの湿度の計測は可能なのか？ということを調べてみました。

サウナでは湿度を体感しやすいと言える理由を考えてみます。

サウナにおいて、湿度と温度は密接な関係があり、空気は温度が高いほどたくさんの水を含むことができます。

サウナでの身体のあたたまり方や汗のかき方には温度だけでなく湿度も大きく関係しています。 まずは2種類ある湿度の表し方を整理してみました。

近世は蒸し風呂（広義のサウナ）から湯風呂への移行期とされています。蒸し風呂が進化する一方で、湯風呂も登場してきます。そして、近代に入るといよいよ蒸し風呂と決別し、湯風呂中心の沐浴文化になっていきます。

近世は蒸し風呂（広義のサウナ）から湯風呂への移行期と言えます。近世には、半分蒸気浴・半分温湯浴の形式の風呂が登場するなど、蒸し風呂も進化していきます。

中世については風呂の形式がわかる絵画資料もあり、この頃には広く蒸気浴（広義のサウナ）が行われていたことがわかっています。

『枕草子』に石を使った塩風呂が出てくる、だから平安時代には石を使った蒸気浴（広義のサウナ）があったのだ、という文献をいくつか見かけました。しかしながらこの記述、実際に『枕草子』に出てくるものではなさそうです。

平安時代には「ユヤ」という言葉があらわれ始め、平安末期には「フロ」という言葉も見られるようになり、この頃から屋形を構えた蒸気浴（広義のサウナ）施設も登場したと推察されています。

日本人は古代から蒸気浴（広義のサウナ）をしていたようで、自然を利用した蒸気浴形式の風呂が西日本に昔からあったことがわかっています。