Saunologyとは、サウナについて調べ、考え、まとめるブログです。知れば知るほど、サウナにはまだまだ謎があります。その謎を解き明かしていくために、サウナについて様々な角度から考察して、サウナ理解を深めます。身体で感じるだけなく、頭で仕組みを考えるとサウナはもっと楽しい。サウナ好きがサウナをもっと知り、もっと楽しむために始めたサウナ考察です。
どうしてブログを始めたか
日々サウナに行くうちにサウナが日常の一部になり、サウナについてもっと知りたくなりました。自己満足のためではあるのですが、サウナのことを調べ、考え、まとめる場があったらと思い、ブログを始めました。
そして、自分と同じようにサウナが好きな人たちと、わかったことや見えてきたことを共有し、更に考察を深められたらいいなと思いながら記事を作っています。ややこしい、難しいということに向き合い、調べ、考えて理解した上で、かみ砕いて分かりやすくまとめることを常に意識しています。だから、ややこしい話が出てきても、読み進めてみてほしいです。
サウナ→水風呂→外気浴で「ととのう」を入り口としてサウナ好きになった人たちが、それらとはまた別のサウナの魅力にも気づき、長くサウナを好きでいるようになってくれたら、という思いもあります。
名前とアイコン
サウナのことをいろいろな角度から考え、調べ、まとめる、そんなジャンルがあったらいいなという思いから、サウナ学を意味するSaunologyという名前にしました。サブタイトルは、英語として自然なThoughts on Saunaにするか、Studies on Saunaにするかで随分迷いましたが、後者の方が馴染みやすいかなと思い、今に至ります。
アイコンはサウナ室内の蒸気を可視化したイメージのものです。ストーブをモチーフにしたものなど、以下の2つのように他にも候補があったのですが、アイコンは一つ。迷った末、今のものに決めました。
Saunologyで目指したいもの
サウナ学とはいっても、サウナの気持ち良さを科学的に解明するぞ!などとは思っていません。むしろそれらしいデータや要素を並べただけの表面的な「科学的らしさ」「医学的らしさ」に騙されずに、自分の頭で判断してサウナを楽しんでいけたら、と考えています。サウナの仕組みを知り、歴史を知り、サウナにまつわるさまざまなことを知りたい、考えたい、そしてそれをまとめておきたい、と思うだけです。海外のサウナに関する文献に目を向けると、実にいろいろなことが検証されていて、日本でもサウナが「ととのう」場所だけに留まらず、そうした文化的な幅・深さを持った文化として発展していったらいいなと願っています。
サウナの本場と言えば、フィンランドのサウナ、ロシアのバーニャなどがあげられますが、日本にも長い蒸し風呂の歴史があります。現代の日本特有の、高温低湿のサウナ室は本場とは異なる、まるで偽物のように語られることもあります。しかし、ゆっくりサウナに入る時間的余裕がない日本人には、短時間でがっと汗をかくことができるサウナが求められ、日本特有のサウナ室が発展してきたとも考えられます。「ととのう」に必要な水風呂も、フィンランドにはありません。これも、自然の中ではなくビルの中に作られることで生まれ、発展した日本のサウナ文化と言えるでしょう。日本では日本の環境・文化・習俗に適したサウナが発展してきて、その上に今のサウナの盛り上がりがあると考えています。どこの国が良い、よその国よりうちのが良いという次元ではなく、同じ蒸気浴の形がそれぞれの文化に合わせて発展していること自体が面白く、それぞれの特徴や良さが広まっていけばいいなと思います。
サウナ自体はあくまで入浴法の一つにすぎず、だからこそ、それぞれの文化や環境に合わせて発展できるポテンシャルがあると言えるのではないでしょうか。高温低湿、カラカラの「昭和ストロングスタイル」のサウナ室もあれば、フィンランドのサウナ室に近い低中温・高湿のサウナ室まで、様々なサウナを楽しめるというのは、日本のサウナ文化の大きな特徴であり、魅力です。それが更に発展し、文化として根付いていくためには、サウナのいろいろな謎を少しずつでも解明していくことが大切だと思います。
サウナでは難しいことは考えず気持ち良ければいいという意見もあるでしょうし、もちろんそれも分かります。ですが、仕組みを知れば、サウナはもっと楽しくなります。記事の内容に分からないことがあったり、他に気になることなどあれば、気軽に声をかえてもらえると嬉しいです。