2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧
中世については風呂の形式がわかる絵画資料もあり、この頃には広く蒸気浴(広義のサウナ)が行われていたことがわかっています。
『枕草子』に石を使った塩風呂が出てくる、だから平安時代には石を使った蒸気浴(広義のサウナ)があったのだ、という文献をいくつか見かけました。しかしながらこの記述、実際に『枕草子』に出てくるものではなさそうです。
平安時代には「ユヤ」という言葉があらわれ始め、平安末期には「フロ」という言葉も見られるようになり、この頃から屋形を構えた蒸気浴(広義のサウナ)施設も登場したと推察されています。
日本人は古代から蒸気浴(広義のサウナ)をしていたようで、自然を利用した蒸気浴形式の風呂が西日本に昔からあったことがわかっています。